iPaaS

iPaaSとは?

公開日:2023.06.12 更新日:2023.06.12
iPaaSとは

直近では、新型コロナウイルスの影響もあり、在宅ワークの導入が急増し、より業務を効率化するためにビジネスチャットなどのコミュニケーションツールやMAツール、SFA、CRM、会計ソフト、クラウドファイルサーバーなど、さまざまなクラウドアプリケーション(SaaS)を導入する企業が増えました。

しかし、複数のクラウドアプリケーションを導入したことで、管理が煩雑になってしまい、結局効率化につながっていないというケースも多くあります。
また、データ等を一元管理するために新たなクラウドアプリケーションを導入する必要があり、さらにコストがかかってしまったり、手作業でコピー&ペーストをして社内での情報共有を行っていたりと手間がやコストが発生してしまっている企業も少なくないでしょう。



iPaaSはクラウドアプリケーションを連携し、一元管理することが可能です。社内でAPI連携をするよりもコストや工数は少なく、ローコードでワークフローを自動化できるというクラウドサービスです。
この記事を読むことで、iPaaSとはどんな機能があるのか、どういったツールがあるのか、知識を深めることができます。

iPaaSとは?

iPaaSとは、クラウドサービスで、「システムを繋ぐためのプラットフォーム」のことです。 業務効率化を目的として、複数のクラウドアプリケーションを導入し、管理が煩雑になってしまっている企業に役立つサービスです。

iPaaSを使わずにクラウドアプリケーション同士を連携する方法はあり、APIで連携することで実現します。API連携はプログラミングの知識が必要となり、知見のある方でも連携作業が完了するまで数か月要することもあります。また、外注する場合も、新たに連携する際やクラウドアプリケーション側の大幅なAPIの修正があった場合もその都度外注しなければならないため、予想外のコストがかかってしまうこともあるでしょう。 iPaaSの場合は、開発元が各クラウドアプリケーションのAPI連携や修正作業を行うため、開発リソースの確保等の心配はありません。 コストを抑えながらAPI連携ができ、企業の業務プロセスの効率化に貢献するクラウドサービスです。

iPaaS選定のポイントとは?

iPaaSを選定する際には、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 機能の確認
  • セキュリティ対策の確認
  • サポート体制の確認
  • 利用シーンに合わせた選定

機能の確認

ワークフロー機能

業務プロセスの自動化には、ワークフロー機能が必要です。ワークフロー機能は、業務プロセスを自動化するためのフローチャートを作成できる機能です。ワークフロー機能が充実しているiPaaSを選ぶことで、より効率的な業務プロセスの自動化が可能になります。

データの集約・加工機能

iPaaSは、様々なシステムやアプリケーションとの連携を行うために、データを集約する必要があります。そのため、データの集約・加工機能が重要です。集約・加工機能が充実しているiPaaSを選ぶことで、多様なデータを処理できるようになります。

APIのサポート

iPaaSは、様々なシステムやアプリケーションとの連携を行うために、APIをサポートしていることが必要です。APIがサポートされているiPaaSを選ぶことで、簡単かつスムーズなシステム連携が可能になります。

セキュリティ対策

iPaaSは、機密性の高いデータを扱うことが多いため、セキュリティ対策が重要です。適切なセキュリティ対策が施されたiPaaSを選ぶことで、企業の機密情報が漏洩することを防ぐことができます。

サポート体制

iPaaSは、業務プロセスの自動化やシステムの連携に欠かせないツールです。そのため、万が一問題が発生した場合には、迅速に対応できるサポート体制が必要です。サポート体制が充実しているiPaaSを選ぶことで、問題発生時に安心して利用することができます。

セキュリティ対策の確認

iPaaSはクラウド上で提供されるため、セキュリティ対策が重要です。適切な認証や暗号化、データバックアップなど、セキュリティ対策がしっかりとされているか確認しましょう。

サポート体制の確認

iPaaSの利用には、トラブルが発生する可能性があります。そのため、適切なサポート体制が整っているかを確認することも重要です。問い合わせに対する対応の速さや、技術的な問題に対するサポート力など、十分に検討しましょう。

利用シーンに合わせた選定

最後に、自社の利用シーンに合わせてiPaaSを選定することが大切です。例えば、業務プロセスの自動化やシステムの連携など、どのような目的でiPaaSを利用するかによって、必要な機能やセキュリティ対策、サポート体制が異なってきます。また、自社のIT環境に合わせた適切なiPaaSを選ぶことで、システムの連携がスムーズに進むため、業務効率の向上につながります。
以上が、「iPaaS選定のポイント」というタイトルの記事の概要となります。企業がiPaaSを導入する際には、機能やセキュリティ対策、サポート体制、利用シーンなどを考慮して適切なサービスを選ぶことが大切です。本記事を参考にして、自社のニーズに合ったiPaaSを選定しましょう。